カテゴリ:間取りのコツ( 3 )

邪魔な梁や袖壁を見せ場にする方法

前回に続き家づくりネタです。

LDKをほぼ正方形にまとめた経緯は前回ご紹介しましたが、
その間取りの中に、設計当初なくしたかった邪魔な壁があったんです。


それはここの2箇所の袖壁です。

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点線で囲った2箇所の袖壁のうち、キッチン側はまだしも、
ダイニングとリビングの間の袖壁はホントはなくして開放的なLDにしたかったんですが、
構造上どうしてもなくせませんでした。

しかも袖壁だけでなく、その間には天井から30センチくらいの梁も出てしまうことに…。


これがどんな状況なのか、ダイニング側からのイメージ図で見てみるとこんな感じです。

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ん~ごつい…。


せっかく20帖以上のLDKを確保したのに、真ん中で分断するような袖壁と梁が出てしまうなんて~。

そこで考えました。
どうせなくすことができないなら逆に活用しちゃえ~と、梁部分をアーチ状にしてもらうことにしたんです。


どういうことかというと…

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こういうことです~。

こうすれば、「あら~梁が出ちゃったんだ~」ではなく、「お~アーチがあっていいね~」ということに!

…ならない?


確かにただアーチにするだけでは、袖壁の邪魔っぽさはまだ消しきれない…。


それならば!
いっそのこと袖壁に装飾を加えて、あたかもこの壁は造るべくして造ったんだってことにしてしまおう!


どういう装飾かというと…

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アーチを支えているような柱を造るんです。
壁を一部ふかすだけのなんちゃって柱です。

別にアーチを支えるような柱は構造上も必要ないんですが、
こうして柱のようにすることで袖壁の存在がだいぶ薄まると思います。

さらに単に柱の上部に数種類のデコラティブなモールディングを巻くことで、ちょっと上品な仕上がりにしました。
(モールディングといっても、天井の廻り縁に使う素材をを3種類組み合わせただけです)


この結果、うちのLDKはこうなりました。

a0148917_0452317.jpg


どうでしょう?
キッチンのカウンターで隠れてアーチ全体が写ってなくて分かりづらいかもしれませんが、
袖壁や梁の邪魔感はなくなり、アーチによってちょっといい感じになっていませんか?


リビングからダイニングを見ると…

a0148917_0503596.jpg


これまたアーチ全体は写ってない写真ですみません。

でも全体の雰囲気は伝わったでしょうか?


うちの自己満足かもしれませんが、アーチや柱状の装飾にしたおかげで、
今のところ袖壁や梁を邪魔に思ったことはありませんし、
逆に僕たち夫婦のお気に入りの場所にもなっています。

しかもこの施工をしてもらうための工事費の増額は1万円もかからなかったので、満足しています。
(たしか8千円くらいだったと記憶しています)


たぶん、こんなふうにちょっとした工夫を重ねることで、みんな自分のお気に入りのおうちに近づけていくんでしょうね。


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by mottie-papa | 2010-06-20 01:03 | 間取りのコツ

有効な中庭のつくり方

久しぶりに家づくりブログらしい記事ってことで、今回のテーマは中庭です。
実は中庭については、「Web内覧会3 ~リビング その1~」でちょっと触れていて、やっとアップにこぎつけました。



家のプランを検討していた時、結構最後の方まで真剣に「中庭プラン」を考えていました。
うちのような間口の狭い敷地で、広々としたLDKをつくるには中庭は有効だと思っていたからです。


その時の案はこんな間取りでした。

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中庭をつくることで、光や風が入りやすくなることは言うまでもないですが、
オレンジの点線で囲ったようにテラスまで含めた面積がLDのように感じて、
実際の面積よりも広々としたLDKになると考えたんです。


でも…うちの場合には、この案には大きな欠点がありました。


1つ目 中庭をつくるために家が長くなり、その分、庭が狭くなること。

当たり前のことですが、うちのようにそれほど広くない土地の場合はダメージ大です。


2つ目 それほど大きな中庭ができないこと。

展示場のモデルハウスのような大きな家なら広い中庭をつくれて、その恩恵も絶大ですが、
うちのような土地の場合、せっかく中庭をつくったとしてもせいぜい4帖半程度が限界です。
その広さでは、一歩間違えるとビルの谷間のような空間になってしまいます。
快適な中庭には少なくとも8帖くらいの広さを確保しないといけない
んじゃないかと思います。
あと家の工法にもよりますが、うちのような2×4の場合は、図のように90センチ幅の壁がある程度必要になるので、
中庭も全面ガラス張りにすることはできず、当初のLDKを広く見せる効果は少し落ちてしまいます。



そんなこんなで、最終的に落ち着いた間取りはこんな感じです。

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さっきのプランと比べても、LDKの面積はほぼ同じです。
だけど右の方の庭はかなり広くなりました♪
今でもこちらの案にしたのは、うちの場合は正解だったと思っています。



では、どんな場合なら中庭は有効なんでしょうか?

有効だと思うケースを4つあげてみます。

a0148917_23572727.jpg

ケースAは、庭につなげて中庭を設ける場合。
これだとビルの谷間になることもないし、中庭自体も広く感じます。

ケースBは、敷地が細長く、隣の家との距離も狭い場合。
これだと家の全体に光や風を取り込むことができるので、小さな中庭でもメリットは大です。

ケースCは、もともと坪庭のような演出をする場合。
これなら狭い中庭でも構いません。

ケースDは、広い敷地に広い家で、中庭も10帖以上確保できるような場合。
これだけ広ければ中庭の持つメリットを色々と受けることができます。



と、個人的にはこんな風に中庭のことを考えています。

家づくりの考え方は人それぞれですから、何が正解とは言い切れません。
今回の記事も共感できる方とできない方がいると思います。

でも、こういう考え方もあるんだなぁ~って、これから家づくりをされる方の参考に少しでもなってくれるとうれしいです。


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by mottie-papa | 2010-06-14 00:15 | 間取りのコツ

玄関ホールを広く見せるコツ

前回のWeb内覧会で玄関ホールを紹介したときにも書きましたが、
家づくりをする時に「玄関をできるだけ広く明るく見えるようにしたいなぁ~」って考えてました。

だけどうちはそんなに大きな家でもないし、しかも北側玄関という悪条件。
そんな中、玄関ホールに色んな工夫をしてみましたので、勝手な家づくりのコツとして紹介したいと思います。



まず設計に取り入れたのが、玄関ホールの吹き抜けでした。

同じ面積でも上に広がりがあるのとないのとでは、だいぶ印象が変わってくると思います。
ただ、あまりに面積が狭すぎると、いくら吹き抜けにしても縦横比の関係で逆に狭く感じることも…。



そこで、玄関ホールに階段を持ってきました。

階段はもともと吹き抜けに近い場所なので、玄関ホールの吹き抜けと階段を一体化すれば、
まとまった吹き抜け空間が確保できるんです。



すると、うちの場合なら玄関ドアを開けたときにこんな玄関ホールが見えます。

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そんなに広くない玄関ホールでも、ある程度の開放感が出せるようになりました。


でも、階段の手すりがこういった腰壁だと、やや圧迫感がありますよね。
間取りで見ると感じる広がりはこんな感じではないでしょうか?

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上への広がりはあるものの、階段の腰壁で前方の広がりを抑えてしまってるんです。



そこでもうひとつ工夫してみました。
それは階段の手すりを腰壁ではなく、格子状にすることです。



するとこんな感じになります。

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手すりを格子にすることで、玄関ホールの広がりが上だけでなく、前方にまで続くようになりました。


さっきと同じように間取りで見ると、こんな風に広がりを感じれると思うんです。

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うちの場合、階段の手すりを格子にすることで、クラッシクな感じも出せてちょうどよかったです。

ちなみに、手すりは木製とアイアンで悩みましたが、
娘たちが格子部分を握って階段を上り下りすることを考えて木製を選びました。
木製だとちょっとアンティークな感じもするので、アイアンの方がホントはよかったかな…。



誰の家づくりにも当てはまる正解なんてものはないので、今回のネタもコツとまでは言えませんが、
こんな考え方もあるんだなぁ~ってこれから家づくりをされる方の参考に少しでもなればうれしいです。

これからも勝手な家づくりのコツを時々更新しようと思います!


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by mottie-papa | 2010-02-01 23:36 | 間取りのコツ